SSW支援台帳 / ご紹介資料
面談の録音から、
提出書類の
下書きまで。
スクールソーシャルワーカーの聞き取り記録を
⑨⑥⑦⑤⑩の原紙へ、そのまま書き出す記録ツール
アビココ株式会社
※資料中の氏名・学校名・面談内容はすべて架空のサンプルです
今回の課題
聞き取りの結果を、毎回いくつもの報告書に書き直している
SSWは児童生徒・保護者・教職員から話を聞き、その内容を教育委員会や学校へ報告します。ところが提出先の書類は種類ごとに書式も粒度も違うため、同じ面談の内容を何度も書き分けることになります。支援に使いたい時間が、記録の清書に取られています。
⑨
ベースシート
本人・家庭・学校の状況を整理する人物像のシート。面談のたびに更新
⑥
支援経過報告
1人1行。月ごとの記録と、概要・見立てを書く
⑦
支援報告書
面談の経過を日付ごとに詳しく書くWord様式
⑤
支援集計表
児童生徒ごとの支援回数・訪問先・連携先
同じ内容を書き分ける1回の面談を、⑥には短く、⑦には詳しく、⑨には人物像として。書く場所ごとに言い回しを変える必要がある。
前回分とのつなぎ合わせ数か月にわたって同じ子を追うため、前回までの記載に今回の話をどう足すかを毎回考える。
原紙の書式を崩せない結合セルや罫線、計算式の入った様式に手で転記する。行がずれたり、式を消してしまったりしやすい。
解決のしくみ
録音をひとつ入れると、5つの書類の下書きがそろう
面談の録音ファイルを台帳に入れるだけで、文字起こしからAIによる下書きまでが一度に進みます。SSWは内容を確かめて手直しし、原紙に書き出すだけです。
1
録音を入れる面談の録音をドラッグ&ドロップ。WAVは自動で圧縮、2時間ほどの長い録音も区切って処理
›
2
文字起こし話者ごとに「SSW:」「本人:」と分けて文字に。その場で話して入力することもできる
›
3
全項目を下書き⑨の各欄、⑥の概要・見立て、抱える問題、この回の⑥用要約と⑦用詳細をまとめて作成
›
4
確認して補う空いた欄は手入力・音声入力・AI要約で補う。回数や人数は手で入れる
›
5
原紙へ書き出し⑨→⑥→⑦→⑤→⑩の順に「記入して保存」。罫線や計算式はそのまま
AIにまかせること文章の部分。話の内容を、それぞれの欄にふさわしい長さと言い回しで書く。前回までの記載があれば、それを土台に今回の話を足して書き直す。録音に出てこないことは書かない。
人が担うこと数値と最終確認。支援回数・訪問先・連携先などの人数や回数は手入力のまま。AIの下書きを読んで、表現や事実関係を整えてから提出する。
基本技術
音声から、決められた様式のExcel/Wordをつくる
このツールの中身は、3つの技術の組み合わせです。新しい書類を作るのではなく、提供された原紙ファイルそのものに書き込むのが特徴です。
技術 1
音声を文字にする
録音ファイル → 文字起こし
- 音声認識AI(Gemini/Whisper)で文字起こし。話者を「SSW:」「本人:」と分ける
- WAVなど大きな音声は、ブラウザ内で軽い形式に変換してから送る
- 2時間ほどの録音は一定の長さ(既定15分)で区切り、順に処理してつなぐ
技術 2
文章から項目を取り出す
文字起こし → 項目ごとのデータ
- 様式の項目一覧(名前と意味)をAIに渡し、項目ごとの文章をJSONで返させる
- 前回までの記載も一緒に渡し、消さずに今回分を統合させる
- 根拠のない項目は空のまま。番号の置き換えなど決まりごとはプログラムで処理
{ "keii": "5月連休明けから…",
"mondai": [1, 3, 9],
"summary06": "本人面談。別室…",
"detail07": "6/25 相談室で…" }
技術 3
原紙に差し込む
項目データ + 原紙 → 記入済みファイル
- Excel/Wordの中身はXMLファイルの集まり。原紙をコピーし、決めたセル・段落の値だけを書き換える
- 結合セル・罫線・書式・印刷設定には触れない。計算式は開いたときに再計算させる
- 読み込んだファイルの中身から、⑤⑥⑦⑨⑩のどれかを自動で見分ける
原紙.xlsx(ZIP)
└ xl/worksheets/sheet1.xml
<c r="C12"> ← ここだけ書く
つなぎ役になる「対応表」技術2の項目名と、技術3の書き込み先(シート名・セル番地、Wordの表の位置)を結ぶ表を様式ごとに持っています。様式が変わっても、直すのはこの表だけで済みます。
動かす環境HTMLファイル1つで完結(JavaScript)。ファイルの読み書きは JSZip、音声の変換は Web Audio API と MediaRecorder を使い、すべてブラウザの中で行います。
基本技術の応用
「様式が決まっていて、話した内容を書き写す」仕事なら同じしくみで
聞き取りや報告の内容を、決まった書式に書き写す作業はどの業界にもあります。音声認識と原紙への差し込みはそのまま使い回せるので、変わるのは「どの項目を、どこに書くか」の定義だけです。
介護・福祉の記録訪問やサービス提供時の会話から、ケース記録や支援経過記録を作る例:介護記録、相談支援の経過記録
医療・看護の報告訪問看護や相談の内容を、提出用の報告書様式に書き出す例:訪問看護報告書、面談記録
現場の点検・作業報告点検しながら話した内容から、チェック表と所見欄を埋める例:設備点検表、作業日報
営業・商談の記録打ち合わせの録音から、社内様式の商談報告や議事録を作る例:商談報告書、訪問記録
行政・窓口の聞き取り窓口相談の内容を、決められた相談票や受付簿に書き出す例:相談受付票、聞き取り票
学校・教育の記録面談や家庭訪問の内容を、校内様式や引き継ぎ資料にまとめる例:個人面談記録、引き継ぎシート
そのまま使える部分録音の取り込み・圧縮・分割、文字起こし、AIへの依頼と結果の受け取り、原紙を崩さずに書き込むしくみ、ブラウザ内保存
業務ごとに用意するもの原紙ファイル、項目の一覧と意味(AIへの指示)、項目と書き込み先の対応表、手入力に残す項目の線引き
ストーリー
ある SSW の 6月25日
ここからは、架空のSSWと生徒を例に、実際の画面でツールの使い方を追っていきます。
SSW
山本 さくら さん
さくら市で小・中・高の4校を担当。対象の児童生徒は常時数名。面談のあと、事務所に戻ってから記録と報告書の作成に追われている。
対象生徒
青木 ひなた さん(中学2年)
5月の連休明けから欠席が増え、担任から相談があった。クラス替えで仲のよい友人と離れ、朝の頭痛や腹痛も続いている。イラストを描くのが好き。
5月14日
本人と面談。教室に入りづらい気持ちを聞く
5月28日
母と面談。朝の様子を共有し、別室登校を提案
6月11日
校内ケース会議。週2日の別室登校を決める
6月25日(今日)
本人と面談。別室登校が続き、教室にも少し行ってみたいと話す
このあとの流れ今日の面談を録音した山本さんは、事務所に戻ってパソコンで台帳を開きます。これまでの3回分の記録はすでに入っています。ここに今日の録音を入れるところから始めます。
まとめ
聞き取りの内容を、書き直さずに報告書へ
録音を入れればAIが文章を下書きし、原紙に書き出すところまで台帳ひとつで進みます。
SSWの仕事は、下書きを確かめることと、数値を入れることだけになります。
初めて面談する子対象者を登録 → 面談記録を追加して録音を入れる → ⑨⑥の空欄を確認して補う → 原紙に書き出す
2回目以降の子一覧からその子を選ぶ → 面談記録を追加して録音を入れる(前回分に自動で統合) → 確認して補う → 原紙に書き出す