「添乗員さんの名調子って、お客様にすごく喜ばれるんです。でも人手は限られていて、個人旅行のお客様には何も提供できない。“地元のおばあちゃん”がスマホで案内してくれるみたいなもの、できないでしょうか。……ただ、本当にお客様が使うのか、社内を説得できる自信がなくて」
「アイデアはあるけど、本当に作る価値があるか分からない」——そんな声から、2週間で触れる試作品に。これは、てにとるで形にしたプロトタイプの記録です。
依頼主は、シニア向けバスツアーを得意とする地方の旅行会社(仮名:さくら観光トラベル株式会社)。企画担当の山本さん(仮名)は、ずっと温めていたアイデアがありました。
「添乗員さんの名調子って、お客様にすごく喜ばれるんです。でも人手は限られていて、個人旅行のお客様には何も提供できない。“地元のおばあちゃん”がスマホで案内してくれるみたいなもの、できないでしょうか。……ただ、本当にお客様が使うのか、社内を説得できる自信がなくて」
システム会社に相談したところ、要件定義から含めて数百万円・半年規模の提案に。「作ってみないと分からない」段階では決裁が取れませんでした。
「おばあちゃんが方言で案内する」という体験の良さは、文字と図だけでは経営層にも現場にも伝わりませんでした。
地図検索、AIの情報収集、音声合成を組み合わせた体験が本当に成立するのか、技術的な見通しも立っていませんでした。
てにとるは「試作品ファースト」の開発サービスです。長い要件定義の前に、まず動くプロトタイプをお渡しし、触りながら一緒に正解を探します。
Web会議1回(60分)。誰が・どこで・何に困っているかだけを整理。
約2週間で、スマホで動く試作品を納品。Google Mapsと生成AIを実際に接続。
企画部と添乗員さんが実際に京都・奈良で試用。気づきをその場で共有。
3回の改善を経て、本開発の要否・範囲・概算を根拠をもって判断。
都道府県とジャンルを選んで「表示範囲を検索」。口コミ件数と評価から人気度を自動判定し、「大人気」「人気」のバッジで迷わず選べます。AIがスポットの概要も一言で添えます。
自宅から出て自宅に帰るまで、移動時間・到着時刻・天気・営業時間・入場料・高速料金の目安までひとつの表に。「閉店後に着いてしまう」といった見落としも、その場で警告します。
スポットを選ぶと、AIがGoogle検索で裏取りした情報だけを使って、方言のおばあちゃん口調のガイドを生成。歴史・見どころ・注意事項・禁止事項・次に行く場所まで、音声で聴けます。ガイドは事前にまとめて生成・保存しておけるので、現地では再生するだけ。
旅行当日スムーズに聴けるよう、全スポットのガイドを事前にまとめて生成・保存できます。
本開発の判断に欠かせないのがランニングコスト。試作品の画面上に、Google Maps・Gemini・音声合成のAPI利用料金をリアルタイムで表示し、CSVでも出力できるようにしました。「1回の旅行計画で数十円」という手応えが、社内説得の材料になりました。
半年の要件定義ではなく、40日間の試作と改善。「使うかどうか分からない」機能を削り、「現場が本当に欲しい」機能に絞った本開発の計画ができました。
初回試作品のお届けまで
現場フィードバックによる改善
1旅行あたりのAPI実測コスト
本開発の方針決定まで
「社内プレゼンで、役員にスマホを渡して『聴いてみてください』と言えたのが決め手でした。おばあちゃんの大阪弁に、会議室が笑いに包まれて。あの場で“作る”が決まりました。試作で分かったコストや課題も、そのまま本開発の見積もりの根拠になっています。」
さくら観光トラベル株式会社(仮名)企画部 山本さん(仮名)てにとるは、アビココ株式会社の試作品ファースト開発サービス。アイデアの段階から、約2週間で動くプロトタイプをお届けします。
てにとるで相談する(無料)